ひつじのぬいぐるみ

ひつじのショーン。電源をONにするとトコトコと歩き、立ち止まってはメエメエと鳴く、また歩いてはそれを繰り返すおもちゃだが、足がグラグラになったとの事で来院した。
いわゆる電動ぬいぐるみの範疇だが、一般のそれとはやや趣が違う
一般にこの種の修理は電池ボックス付近のホットボンドを剥がし、両足をぬいぐるみから慎重に抜き、ぐるりとお尻のほうから剥がすものが多い。

このおもちゃは脚が長い上、ボディーと一体的に内側から縫い合わされたタイツを履いているので従来の方法では脱がせない。更にそのひずめは足首より太く、背中も背骨のところで内側から機械縫いをしているので、どの様にぬいぐるみを着せたのかパズルのようだ。

黒いタイツの足首は袋状ではなかった。指先が出る手袋の仕組みとちょっと似ている。
ひずめの無い状態でタイツを履かせタイツの先端部分の横から足首を出し、ひずめ部分と勘合、接着してしてからタイツに戻している。ひずめ自身の両サイドにも切り込みがあり、布を溝に挟み込んで接着で端末処理をしているところまでは解明できたが、メカのユニットを何処から入れたかは不明なままだ。

今般は足を囲むように腹部で開き、骨折部分を金属で補強し亀裂部分は溶着して完治とした。

大変丁寧な作りで大人も癒される質の高いおもちゃだが、小さなお子さんが日常的に遊ぶには、長い足に無理がかかり易く、骨折の原因となるので親御さんと一緒に遊んで貰うのが望ましい。

写真は左から完治後の勇姿、ひずめと側溝、腹部からの脱衣、手術部位

ひつじ2 44.jpg 22.jpg 33.jpg 
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