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電池チェッカーが招いた混乱

ミニ・ドームというおもちゃ。モーターは回るが音がしないとの事で来院した。
電池は新しいと言われたが、念のため電池を市販の電池チェッカーで調べてみると、針は緑色の範囲にあり容量は十分だ。
電源を入れ、操作パネルを押すと5mm四方の金属?の小片がきらきら光りながらドームの中を勢い良く飛び回っているが、メロディーはスイッチ投入時だけ”プツッ”と言うだけで音にはならない・・・・時々鳴りだすからややこしい。

特殊設計のケースはネジを使わず接着されているのでカッターて切り開くと基板やスピーカーも強烈に接着され、ネジは1本も使用されていない。分かり難いおもちゃだが底面の説明を読むとアメリカ製で、特別用途に開発された学習用具である事がわかった。

念のため外部電源に接続してみるとナント鳴りだした!!電流は3.0ボルトで1.2アンペアほど流れている。
再確認のため手持ちの電池チェッカー3個で計りなおすと、2本のうち、1本の電池は全てのチェッカーでOKだが、他の1本を3種類の電池チェッカーで測ると2種類のチェッカーは十分であったが、他の1種類では黄色のLEDが点灯した。

装着されていた状態で電池の電圧(直列2本)を測ったら2.8ボルト、負荷がかかると2.5ボルトまで下降していた。劣化した電池のみを交換したが改善されなかったので、このおもちゃには両電池共に容量不足なのであろう。

電池チェッカーは目安と心得ていたが、ときには目安にもならず混乱のもとになる事がわかった。特に大型電池は大電流を流すので電池チェッカーでの合否判定は気を付ける必要があるかも知れない。

動作の評価は定格電圧で行うべきであり、今般は外部安定化電源が大変役に立った事例だ。おもちゃドクターにとって外部安定化電源は電池チェッカーと並んで必須アイテムだ。
ちなみに、自作電源はLM317と言うポピュラーな電源ICとMBBタイプのロータリースイッチを用いて、1.5,3,4.5,6,9ボルト2Aで、電流計はアナログとした。
写真は左から当該おもちゃ、市販電池チェッカー、自作安定化電源
スイッチ 電池チェッカー 電源

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