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甲虫王者ムシキング

カブトムシのヘラクレス。足を動かすと妙な音がしたので分解してみたら元に戻らなくなってしまったので治してもらえますか?との事で来院した。かって足が折れたのをピアノ線と黒いホットボンドで義足を作った経験はあるが,完全にバラバラにした事は無い。
再生できるか心配であったが、部品は全て揃っているとの事であり、わざわざ遠方から見えたので頑張ってみるとお受けした。
歯車のレイアウトや前後左右(計6本)の足の動き、足駆動用のモーターの回転方向、本体への足の組み込み方等々完治までに幾つかのハードルを乗り越えなくてはならない。
歯車は”足の駆動用”と”あごの駆動用”に分かれるが、足部分はそれらしき場所に適当に並べると何とかなった。スプリングが1個不足していたが類似のものを作って代用した。問題は足の動きだ。左右の足は交互に動くようにすれば良さそうだが、前足、中、後足の関係が不明なので、インターネットで昆虫の足の動きを凝視していたら目が渇き肩はこるしで大変だったが、前足と後足がほぼ同方向に動き、中はそれらと反対に動けば良さそうだという事がわかった。

モーターの配線も外されているが歯車の回転方向を十分確認しないと全て組み込んでから回転が反対だったでは済まされない、逃げ回り専門の”弱虫ヘラクレス”になってしまう。

次なる問題は足と本体との接続だが、構造的に6本の足を同時に取り付ける必要があった。本体の下に厚さ10mm程の台を敷き、6本の足に負荷をかけない様に並べ、息を殺し、そ~っと乗せた。偶然上手くはまったが、なっ、なんと前後の足が反対だ!!足の関節だけに神経が集中し全体が全く散漫に・・。
力が抜け沈黙・・・・・・・・人間じゃないからイッカーとはいかない、やり直しだ。

今日はここまで、明日ゆっくりやろう。手と足を逆に付けられたヘラクレスは一晩そのままじっと我慢していた。
翌朝、新しい方法がイメージされた!足関節の骨頭部分にシリコーングリスをたっぷり塗って半固定にしたら、想像以上に上手くいった。足の動きも、方向転換も、あごの動きも、作動音もまずまずだ!

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